カフェで使える紙コップの選び方|サイズ・ロゴ印刷・保温性

カフェで提供するドリンクに欠かせないのが紙コップ。
単なる容器と思いがちですが、実はブランドイメージや顧客体験を左右する重要なアイテムだということをご存知でしょうか。

そこでこちらの記事では、サイズ・素材・ロゴ印刷の有無・スリーブの必要性など、紙コップ選びのポイントをわかりやすくまとめました。

カフェを経営されている方はもちろん、これからカフェのオープンを計画している方にとっても大切な内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

カフェで使う紙コップの選び方

カフェで使う紙コップを選ぶ際は、単なる「容器」としてだけでなく、店舗のブランディングツールとしての役割も意識することが大切です。

したがって「なんとなく」で選んでしまうことは絶対にNG。
選び方ひとつで、お客様の印象や再来店率にまで影響を与える可能性がありますので、きちんと目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

既製品かオリジナルか

紙コップには大きく分けて「既製品」と「オリジナルデザイン」の2種類があります。

既製品(無地・汎用柄)はコストを抑えたい場合に適しています。
すぐに発注・使用できる手軽さもメリットです。

一方でオリジナルデザイン(ロゴ入り・名入れ)の紙コップは、他店との差別化を図れる点が最大の魅力です。

スターバックスなどをイメージしていただけるとわかりやすいと思いますが、特徴的な店舗ロゴやブランドカラーを入れることで、たとえばテイクアウト中にお客様が持ち歩くだけで宣伝効果も生まれます。

当メディアを運営しているI Love Cupでは、既製品だけでなくオリジナルデザインの紙コップも取り扱っております。
通常1万部〜ですが、ご要望に合わせて5,000部 3,000部 1,000部もお見積りお出ししております。
ただし、その場合も1万部のときと同じ機械で作成することになりますので、ロットが少なくなればなるほど単価は高くなります。

ブランディングを意識した選び方

今やSNSで写真を撮られることを前提に、紙コップのデザインを考える時代です。

印象的なロゴ入りの紙コップは、お客様が撮影・投稿する際の画としても優秀。
「どこのカフェ?」と興味を持たれるきっかけになることもあるため、デザインは妥協せずに拘りましょう。

また名入れやカラー印刷を施すことで、店の世界観やコンセプトをしっかりと伝えることができます。
たとえば「ナチュラル系」「レトロ系」「韓国っぽカフェ」など、トーンを合わせた紙コップは、世界観に統一感を与えます。

コストとのバランスを考えながらも「紙コップ=ブランド体験の一部」として捉えることが、選び方のポイントです。

紙コップのオンス(oz)とサイズの違い

紙コップは「oz(オンス)」でサイズが表記されます。以下はよく使われるサイズの目安です。

オンス(oz) ミリリットル(ml) 使用例
4oz 約120ml 試飲用・エスプレッソ
8oz 約240ml ホットラテ・カプチーノ
12oz 約360ml アイスドリンク・テイクアウト
16oz 約480ml アメリカン・大容量アイス系

ホットとアイスで使い分ける紙コップ

ホットドリンクには耐熱性に優れた紙コップが必要です。
PEコートやPLAコートの紙コップ、または断熱性のある二重構造のカップが適しています。

一方でアイスドリンクには、水滴が外に出にくいワックスコート紙コップがおすすめ。
冷たさをキープしつつ、手が濡れにくくなります。

※紙コップの種類につきましてはこちらの記事も合わせてご覧ください。

蓋・スリーブ・カップホルダーの必要性とは?

紙コップを使ったテイクアウトドリンクの提供では、「蓋」や「スリーブ(カップホルダー)」といった付属アイテムの存在が、顧客満足度と安全性の両面で大きな役割を果たします。

スリーブ・カップホルダーの役割

ホットドリンクを提供する際、紙コップをそのまま手で持つと高温によって火傷のリスクがあります。
そのため、断熱性を補うためのスリーブやカップホルダーはほぼ必須です。

最近では、スリーブ不要の「リップルカップ」や「エンボス加工カップ」など、断熱性能を備えた二重構造の紙コップも登場しており、手間やコストを抑えたい店舗にはおすすめの選択肢です。

蓋の必要性とメリット

蓋は単なる「こぼれ防止」アイテムではありません。
以下のような複数のメリットがあります。

衛生面の向上:
持ち運び中の異物混入を防ぎ、飲み口を清潔に保てます

温度キープ:
蓋をすることで、飲み物の保温性が向上します

顧客の安心感:
電車内や車内など、移動しながらの飲用シーンで「安心して持ち歩ける」といった心理的メリットも

ブランド印象のアップ:
ロゴ入りの蓋やカスタマイズ可能な蓋で、ブランド体験を強化することも可能です

テイクアウト・デリバリー店における必須アイテム

とくにテイクアウトやウーバーイーツなどのデリバリーを重視している店舗にとって、蓋の導入はほぼマスト。
こぼれやすいホットドリンクやスープ類において、蓋の有無がクレームや評価に直結するケースも少なくありません。

このようにスリーブ・カップホルダー・蓋の導入は、コストがかかると思われがちですが、それ以上に顧客体験を向上させる価値ある投資です。
店舗の提供スタイル(店内・テイクアウト・デリバリー)やドリンクの種類に合わせて、最適な組み合わせを検討しましょう。

紙コップ素材にもこだわろう

続いて紙コップの選び方で見落としがちな「素材」についてもお話ししていきます。
素材によって、保温性・耐水性・リサイクル性・見た目・コストなどに違いがあるため、用途やブランドイメージに応じて選ぶことが大切です。

以下は一般的によく使用される素材についてな簡単に解説になっています。

PEコート(ポリエチレン)

最も一般的に使われているコーティング。
紙の内側にPE(ポリエチレン)を貼り付けることで、水や油を通さなくなり、ホット・アイスどちらのドリンクにも対応可能です。

【特徴】安価で大量生産に向いており、イベントやテイクアウトに最適
【注意点】プラスチック素材のためリサイクルしにくいのがデメリット

PLA(ポリ乳酸)

植物由来の生分解性プラスチックで、環境配慮型素材として注目されています。
工業用コンポストで適切に処理すれば、土に還ります。

【特徴】地球環境に配慮したい店舗におすすめ
【注意点】耐熱性がやや低く、高温のドリンクには不向きな場合もある

CPLA(結晶化ポリ乳酸)

PLAを改良し、耐熱温度を90℃以上に高めた素材。
ホットドリンクにも対応できる生分解性素材として注目されています。

【特徴】堆肥化可能で、ホット用途にも使える万能型
【注意点】PLAよりもややコストが高い

ワックス加工

紙の表面にロウ状のワックスを塗って水分をはじく加工。
主にアイスドリンク用の紙コップに使われています。

【特徴】手に持ったときの滑らかさや冷感が良い
【注意点】熱に弱いためホットドリンクには使用できない

バガス(サトウキビ繊維)

サトウキビの絞りかすを再利用した非木材パルプで作られる自然素材。
土に還る生分解性素材のひとつです。

【特徴】見た目がナチュラルで、エコ志向のブランドに適している
【注意点】コーティングとの組み合わせにより耐水性が異なる

PPコート(ポリプロピレン)

PEと似た性質を持つが、より高い耐熱性・耐油性を持つプラスチック素材。
ホットスープやオイリーな飲み物にも向いています。

【特徴】高温対応や長時間の利用にも耐えられる
【注意点】ややコストが高く、リサイクル性もPE同様に低め

PBS(生分解性スターチ)

でんぷん由来の新素材。
土壌中で早く分解されることから、堆肥化が進む海外では採用事例も増えています。

【特徴】分解速度が速く、ナチュラル思考のカフェに最適
【注意点】PLAやCPLAに比べて柔軟性・耐熱性はやや劣る

アルミ蒸着紙

紙に薄くアルミを蒸着させた加工で、保温性や遮光性に優れます。
特にコーヒーの香りや温度を長時間保ちたいシーンに有効。

【特徴】高級感のある見た目でブランディング効果あり
【注意点】リサイクルは難しく、コストも高め

バンブーファイバー(竹繊維)

竹を粉砕して作られた自然素材で、急成長植物のため環境負荷が低いのが特徴。
土に還るサステナブルな素材として注目されています。

【注意点】価格がやや高く、小ロットには不向きな場合もある
【特徴】ナチュラルな見た目と質感で、オーガニック系カフェに最適

よくある質問と選び方のポイント

紙コップを選ぶ際、サイズ・ロット数・ドリンクの種類など、意外と多くのポイントを考慮する必要があります。

ここでは、実際によく寄せられる質問をもとに、カフェやテイクアウト業態の方に向けた選び方のヒントをご紹介します。

Q. カフェに最適な紙コップのサイズは?

A. 小規模カフェでは「8oz〜12oz」が基本ラインです。

・8oz(約240ml):ブレンドコーヒーやラテのSサイズにおすすめ。
・10oz(約300ml):アイスコーヒーやホットティーにも使いやすい中間サイズ。
・12oz(約360ml):ラテ・カフェモカ・ドリップのレギュラーサイズとして人気。

スターバックスの場合、Shortサイズが8oz(約240ml)、Tallサイズが12oz(約360ml)に設定されています。

このように店舗のドリンクメニューや平均客単価に合わせて、ベースとなるサイズを2〜3種類用意しておくとスムーズです。

Q. ロゴ入りのオリジナル紙コップは何枚から作れる?

A. 一般的には1,000枚〜対応可能な業者が多く、小ロット対応を売りにする企業もあります(I Love Cupでは)。

・名入れ・ロゴ印刷の方法:フレキソ印刷/オフセット印刷/オンデマンド印刷など
・初期費用:版代が別途必要な場合あり(印刷方式による)
・小ロットでも対応可能な業者を選べば、無理なくブランディングがスタート可能

オリジナル紙コップは、テイクアウトで手渡されたときに看板になる重要なアイテムです。
お店の雰囲気やメニューと連動したデザインで、SNS映えや認知拡大につなげることもできます。

Q. ホットとアイスでカップを分けるべき?

A. できれば分けた方が、コストと使い勝手のバランスが良くなります。

・ホット用:ダブルウォール・リップルウォールなど手が熱くならない構造&PE or CPLAコートが理想
・アイス用:ワックス加工紙コップ、またはPP製の透明カップも候補

どちらにも対応できる「万能型」も存在しますが、コストが高めになりがち。
季節や主力商品を考慮して、最低でも2タイプを用意しておくと業務がスムーズになります。

Q. 紙コップは保存が効く?

A. 高温多湿を避ければ半年〜1年程度は保存可能ですが、印刷付きは色あせ注意。

・保存は直射日光・湿気を避けた涼しい場所で
・在庫回転が遅い店舗は、ロットを抑える工夫(小ロットから注文できる業者に発注や複数デザインに分ける等)も有効です

Q. 注文前に確認しておくべきことは?

以下のチェックリストが役立ちます:

・提供するドリンクの種類と容量
・紙コップを使うシーン(テイクアウト/店内/イベントなど)
・使用頻度・1ヶ月あたりの消費量
・環境対応やブランディングの方針
・ロゴ印刷の有無と必要枚数

このように、紙コップの選定は「サイズ」「素材」「用途」「ブランディング」の4軸で考えると、失敗が少なく、長期的にも満足度の高い選択につながります。
小さな差が、使いやすさとお客様の印象を大きく左右するポイントです。

まとめ

カフェの紙コップ選びは、単なる消耗品選びではありません。
ドリンクメニューや店舗のコンセプト、テイクアウトの有無など、自店の提供スタイルに合わせて最適な紙コップを選ぶことで、より満足度の高いサービスにつながります。

サイズ、構造、素材、ロゴ印刷などの観点をふまえ、自店に合った一杯を支えるカップを見つけましょう。

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