カフェやコンビニのセルフコーヒーで当たり前に使われる紙コップですが「もったいないから、洗ってもう一度……」ということは基本的にはできません。
紙コップは飲料用としての再利用は不可・非推奨です。
とはいえ「DIYや工作など別の用途での再利用」は可能で、むしろおすすめできるケースもあります。
そこで記事では紙コップ再利用のリスク、スタバやコンビニ各社の方針、代替手段やエコな取り組みまで徹底解説しますのでぜひ最後まで読んでいってくださいね。
紙コップの再利用は可能か?

まずは「紙コップの作り」を知ることが大切です。
紙コップの基本構造
紙コップは単なる紙ではなく、内側にPE(ポリエチレン)やPLA(生分解性樹脂)の薄いフィルムをラミネートしています。
これにより水や油をはじき、短時間であれば飲料を漏れずに保持できる仕組みです。
ただしこれは一度きりの使用を前提とした設計。
水や熱に長時間触れると、紙繊維がふやけたり、コート層が剥離したりして強度を失います。
実際、国内メーカーやカフェチェーンの公式FAQでも「紙コップは再利用を想定していない」と明言されています。
再利用のリスク
紙コップをもう一度使うことには、以下のような具体的なリスクがあります。
観点 | 内容 |
---|---|
衛生面 | 一度口をつけた部分に唾液や雑菌が付着し、数時間で繁殖。カビや異臭の原因になることも。 |
強度面 | 再利用時には底や側面の繊維が緩み、コーヒーや水を入れると数分で漏れるケースも。熱い飲み物ではさらに劣化が早い。 |
化学物質のリスク | 内側のコーティングが剥がれ、剥離片が飲料に混入する可能性。酸性飲料やアルコールでは劣化が進みやすい。 |
つまり、「飲料用として再利用できる」と考えるのは誤解であり、衛生・安全の観点からも推奨されません。
「洗えば何回か使える」は嘘
よくある誤解が「洗って乾かせば、もう一度くらい使えるのでは?」という考え方。
しかし実際には、以下のようなさまざまな問題が出てきてしまいます。
具体的な問題は大きく3つ。
・紙は水に弱く、一度洗っただけで形状や耐水性が著しく劣化します。
・内側のラミネート層が浮き上がり、剥がれや毛羽立ちが発生します。
・見た目は大丈夫でも、繊維に入り込んだ雑菌は完全に除去できません。
結果として、「洗えば再利用できる」は誤解であり、実際には衛生リスクが高いと言えます。
メーカーや大手ブランドも「紙コップは一度きりの使い切り」を前提としています。
ブランドごとの再利用事例・方針
スターバックス
・再利用は不可。代わりに 「マイタンブラー推奨」 が基本方針。
・繰り返し使えるタンブラーやカップを販売し、持参で割引制度を導入。
・欧米や日本一部では、「リユーザブルカップ(樹脂製)」を導入。
紙コップはあくまで資源回収・リサイクルの対象。
英国や日本ではリサイクルBOXの設置実証実験が進められています。
コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)
・原則として再利用不可。
・一部店舗で「紙コップ・プラカップの分別回収」を実施。
・セブンイレブン:北海道や首都圏でリサイクル紙コップ実証実験を展開。
・ローソン:マイボトル持参でセルフマシンを利用できる制度を導入。
・ファミマ:一部店舗でマイタンブラー対応をテスト中。
いずれの企業も「紙コップを再利用する」のではなく、「リユース容器や回収システム」に力を入れています。
紙コップの再利用事例(DIY・リメイク)
飲料用としては使えなくても、DIYや日常使いなら再利用の価値ありです。
・子どもの工作:風車、帽子、ランプシェード、ペン立てなど。
・園芸:育苗ポットや植木鉢カバー。
・収納:ネジ・釘・クリップなど小物の一時入れ。
・イベント:くじ引きカップ、ゲーム道具など。
ただし食品や飲料をもう一度入れる用途はNG。
安全性を確保できないため、あくまで雑貨や工作用に限定しましょう。
DIY・リメイク実例
引用:@a.chan61kun様
引用:sado様
エコな代替手段と提案
「再利用できないならどうすれば?」という疑問に対しては、以下の方法がおすすめです。
・マイタンブラーやリユーザブルカップを使う
→ スタバやローソンでは持参割引もあり、環境にも財布にも優しい。
・環境配慮型資材を選ぶ
→ FSC認証紙、バイオマス由来素材、PLAコートなどの紙コップ。
・リサイクルに回す
→ 店舗や自治体の回収ボックスを利用し、資源循環に参加。
つまり「再利用」よりも「リユース容器+リサイクル」の組み合わせが現実的で効果的です。
よくある質問(FAQ)
Q. 紙コップは再利用しても大丈夫?
→ 飲料用としては不可。衛生・強度両面でリスクが高い。
Q. 工作や園芸なら使える?
→ OK。ただし食品や飲料をもう一度入れるのはNG。
Q. スタバやコンビニで持参した紙コップを再利用できる?
→ 基本的にNG。マイタンブラーやリユーザブルカップ持参を推奨。
Q. 環境のためにできることは?
→ マイタンブラー活用、リサイクルBOX利用、エコ素材の選択など。
まとめ
紙コップは「再利用不可」が大前提。
洗って繰り返すのも危険ですので絶対にやめましょう。
大手チェーン店であるスタバやコンビニも「再利用」ではなく「リユース容器+リサイクル」を推進しています。
正しい形のエコの実践は紙コップの再利用ではなく「マイタンブラーを持ち歩く」「リサイクルに協力する」ことから始められますので、エコを意識されている方はまずはそこからはじめてみてはいかがでしょうか。
一方でDIYや雑貨利用という観点からならば安全に再利用は可能です。
自分に合った持続可能な選択をしていきましょう。